「どうするんすか!? どうするんすかっ!!? あの方、土地神様でしょう!?」

 そう、あの方こそこの町『星見町』を守護する土地神様・源司(げんじ)さんである!! 特別ゲストどころか、このお祭りの主役である!
 会長マジ外道。
 ちなみに源司さんはトラトラ屋のお得意さんで、店長とも馴染みの深い人物(?)である。


「(会長め〜、やけに良い酒出してきたなと思ったら、こういう仕掛けか……!)いや、うん、大丈夫ですよ、源司さん良識のある方ですから。 ここで神様の力は使わないハズです」

「そうは言いましてもですな……」
「あ? ここまで来て引き下がれっかよ!? 俺はやんぞ! 絶ってぇ優勝してやる!!」
「うわぁ、ナギさん超・漢モードですねー! 頼もしいなぁ……! うん、頑張りましょう!!」
「!! ……わ、私もやらないとは言ってませんぞ! こうなれば優勝目指して邁進(まいしん)するのみ!」
「タンさん……! もう、みんな大好きです!! テンション上がってきたぁあ!!」

「ブッ潰したらぁあ!!」
「我が、全身全霊をもって!!」
「ゥエーイ!!」

「(……店長さんって天然なのか……? ライオンさんのこと、上手くコントロールしてるなぁ……)」
「! どうしたんですか、茶道寺さん! テンション低いですよ!?」

 
視線を上げると、店長の向こうから二人がもの凄い眼で自分を見ていることに気付く。

「(……おかしいよ、あの眼!? 相手を本気で殺す眼だよ!)」
「ヨ、ヨッシャー! 運送業の底力見せたるでー! ウマウマにしてやりますぜ!」

「何ですかソレ?」
「決めゼリフです」


 
4人のやりとりを見ている源司さんに、町内会長が笑顔で挨拶する

「ではお願いします、竜神様」
「みんなと綱引すれば良いのですかな?」
「えぇ、それはもうズバーンとやっちゃってください!」
「(ふむ、成る程……店長さんと綱引きか、面白そうですな)」



ズガァアアアアン!!!!!!

 さて、試合の結果やいかに!?


  

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