登場人物紹介


●トラトラ店長



標先市星見町(しべさきし ほしみちょう)にある本屋さん「トラトラ屋」の店長さん。
額の虎縞が禿げ上がっているのがコンプレックスで、常にバンダナを巻いている。
同性愛者。 妄想癖あり。


「え、何かおかしくない自分の紹介だけ!!? 意味わかんない!!!」

●大河原 虎鉄(おおかわら こてつ)君 高校2年生

性格はかなりやさぐれちゃってます。 元々は図体がでかいだけのおとなしい性格だったものの、高校入学時に問題発生。 近道で通った神社で他校の不良どもにいじめられている小学生を発見。 しかしいじめと呼ぶにはそれはあまりに酷く、カッターで服を裂かれて全裸にされたうえ、体にもカッターで付いた傷跡が見えた。 一番いけなかったのは、おちんちんにも傷が付いてた事。 とあるコンプレックスの為「おちんちん」に対して非常に敏感な虎鉄君、完全にキレてしまいました。 喧嘩などしたことも無い「獣寄り」の虎鉄君、力の加減がまったく出来ずに不良どもを全員病院送りに。
以来、校内では完全に怖がられ、「鬼河原」のあだ名で呼ばれ友人一人も出来ないまま最悪の高校生活を送る…。
就職時の上司に大河原の「大河」と虎鉄の「虎」で「トラトラ」というあだ名を付けられ、現在に至る。

昔の店長です。

「…何見てやがる? 見せもんじゃねぇぞコラァ!!!」



●茶道寺 愁哉(さどうじ しゅうや)




運送会社「飛脚便」勤務の馬獣人さん。 「トラトラ屋」のある地区担当。 帽子をしてると怖そうだけど、帽子無しだと格好良いお馬さん。 店長とは仕事上の付き合いながらも仲良し。
漫画、アニメ、プラモが大好きの、いわゆる「オタ」だが、親しい人以外には内緒にしている。
巨根がコンプレックス。 「馬並み」がNGワード。 ブチ切れます。

「ども、えと、茶道寺です。 店長さんのお知り合いですか。 どうぞ、宜しくです」



●源司(げんじ)



星見町を守護している土地神様。 竜神です。 弱点の顔面と、武器の尻尾先端が硬質化しており、表情が殆ど無いので印象はやはりコワ目。 が、口調は丁寧で常に紳士。 「トラトラ屋」の常連さんで、いつもオススメの本を買ってくれる。 何か悩んでいる様に見える時は、大抵ボーっとしてるだけ。
お祭り大好きの褌派。 ちなみにおちんちんは収納式ではなく普通に付いてます。 毛もあり。

「…始めまして。 私、源司と申します。 宜しければ私の褌、ご覧になられますか?」



●タン 幸志朗(たん こうしろう)/タン師範



店長の住んでいるマンションの近くで道場を営んでいる武道家の獅子獣人さん。 顎を引くと邪魔、というだけで顎から下の鬣を剃ってしまった豪儀なお方。 店長とは毎朝挨拶を交わすご近所さん。 鉢巻きには「脱猫宣言」と書かれているが、場合によっては違う字になる。 実は店長にホの字である。
趣味は裁縫で、自室には自作の「店長グッズ」がみっしり。 抱き枕も作った。 絶対内緒!

「…体、鍛えているかね? 心と体を鍛えたくば是非我が…え、店長さん? さ、さぁ…優しそうな方としか…」



●ナギ



本名不明。 決して表の社会に姿を現さない「裏社会」の狼獣人さん。 殺し屋。 唯一の趣味は裏参道の小さなオープンカフェで飲む朝のコーヒー。 ある日何処からともなく吹っ飛んできたサッカーボールでコーヒーをぶちまけた所で店長と出会い、バンダナを借りて汚れを拭くも、そのバンダナがハゲ隠しと判明、生まれて初めて爆笑する。 以降交友関係を持ち、密かに店長を守っている。

「特に語ることなど無い。 彼に不埒な真似をするようなら容赦はせん」



●波威流(パイル)、弩来波(ドライバ)



源司さんの「双子の弟達」。
神様専用の旅館の経営をしており、料理から庭造り、焼き物まで何でもござれの多才な神様。 でも中身は子供。
人見知りが激しいが、一旦好きになると途端に甘えだす。 「ツンデレキャラ」の先駆けと言われている。
店長の事を「こてっち」と呼ぶ。

「兄ちゃんもこてっちも大好きー!!! え、何? お前誰?? あぁ、客? いらっしゃいませー。」×2



●二口 隼人(ふたぐち はやと)



店長が大学生時代にバイトをしていた「順風堂」の店長。
世界でも数少ない「鬼種(きしゅ)」という種族で、店長より長身。 赤褐色の肌と鬼牙、大きな角が特徴。
あだ名の「にろさん」は店長が付けたもの。 お互いにこのあだ名は気に入っている。 現在は…

「おはっすー、じゃない。 ちゃんとおはようございますと言いなさい」



●鬼頭 鉄志(きとう てつし)/石蔵 鉄志(いしくら てつし)



世界的大俳優で、世界で最も有名な虎獣人、石蔵鉄志。
実は店長こと大河原虎鉄の実の父。 虎鉄が高校時代に離婚、息子とは以降疎遠となった。
息子のような鬼牙は生えていないものの、それ以外はほぼそっくり。 不器用で、朝にめっぽう弱い。

「息子のお知り合いですか? 私のことはどうぞこてパパとお呼び下さい(ポッ)」



●蔵王 大輔(ざおう だいすけ)


茶道寺編第1話にて登場した、修学旅行先で角材を振り回していた牛獣人。
現在は更生し、鯛焼屋さんで働いている。 両親は離婚済みで、父の再婚をきっかけに店長と関わりを持つ。
全長2メートルの巨体にとんでもないボリュームの筋肉を持つが、性格は極めて温厚。 若干露出癖あり。

「ど、ども〜。(ど、どうしようこてっちゃん…今ノーパンだってバレちゃったらどうしよう…!!)」 



●新郷 真樹(しんごう まさき)


店長の高校時代の同級生で、現在は隣町の桜見町で自警団に所属している。
両親は既に他界し、年の離れた妹との二人暮らし。 妹・美咲(みさき)を溺愛している。
タン師範の道場の門下生でもあり、その実力は自警団内でもトップクラス。 自警団内の階級は「中佐」。

「ふむ、大河原の知り合いなら俺にとっても知り合い同然、何かあればいつでもご相談ください!」



●鬼頭 虎伯(きとう こはく)


非公開暗殺組織「ゼブラ」総裁。 その正体は、店長こと虎鉄の祖父。
その仕事上の非情さとは裏腹に、恐ろしいほどの孫バカぶりを発揮する。
彼の存在は非常に特殊である(誰も彼を記憶出来ない)が、部下の石動だけは彼を記憶できるらしい。

「(虎鉄たんは今日も可愛いのう〜…)ハッ!!? 貴様、何を見ておる…!!!?」



●石動 鷹継(いするぎ たかつぐ)


鬼頭虎伯の側近中の側近、ゼブラ「総裁代行」に当たる人物。
にろさんと同じ「鬼種」であるが、その特徴である「角」が無いのが特徴。 
無表情であるが、その内面は意外と多彩。 誰も記憶できない筈の虎伯を記憶できる特殊な人物。 エロい。

「虎鉄様をご覧になられる総裁は、いつも幸せそうにございます。 故に、虎鉄様への危害は一切許しません。」



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